INTRODUCING: PERVERZE
2016年、東京を拠点に活動する匿名クリエイター集団によって設立されたファッションプロジェクト、PERVERZE(パーバーズ)。彼らのSS20コレクションからピックアップアイテムを紹介。
2016年、東京を拠点に活動するフォトグラファー、エディター、デザイナーなどの匿名クリエイター集団によって設立されたPERVERZE(パーバーズ)。
自身らを”fashion brand and project”と称し、その活動の幅は洋服のみならず写真やイラストなど様々な表現に渡る。
世界的なフォトグラファーと共に作品を制作する『PERVERZE PHOTOGRAPHY(パーバーズ・フォトグラフィー)』と呼ばれるプロジェクトを毎年行い、ブランド設立直後である2016年11月には代官山蔦屋書店にてストリートスタイルという概念を世に知らしめた雑誌である『STREET』と共にポップアップを行うなど、常にファッションブランドという枠にはまらない活躍を見せてきたPERVERZEだが、ついに昨年本格的に海外展開を開始。NYのセレクトショップ 「Assembly New York(アッセンブリー・ニューヨーク)」でのローンチイベントを皮切りに世界中のショップでも取り扱いされている。
PERVERZEのアイテムは、80-90年代の大量生産社会突入以前に作られたヴィンテージウェアの持つ美しさに敬意を払いつつ、現代風にアップデートされたウェアラブルなデザインが特徴である。
オーバーサイズだが計算されたシルエット、大胆ながらも丁寧に手で施されたクラッシュダメージ加工、そしてシンプルな中にもひねりの効いたアイテムの数々。
パンクやグランジといったエッジーなエッセンスを感じさせながらもアンニュイで繊細なムードが漂う独特な世界観が多くの支持を集めている。
PERVERZEはまた、『PERVERZE PHOTOGRAPHY(パーバーズ・フォトグラフィー)』と呼ばれるプロジェクトを通して、数々の著名フォトグラファーと作品を制作し、毎年11月、パリで行われる世界最大の写真のアートフェアである「Paris Photo(パリフォト)」にて展示会を行い、写真集を発行している。
2018年のParis Photoではロンドンを拠点に活動するファッション写真家Toyin Ibidapo(トーイン・イビダポ)と共に「THE GODZION’S WAY.」と題された展示会を行い、『Dazed & Confused』『The Face』『CANDY』『SSAW』『10』などの雑誌で作品を発表するほかAlexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)のキャンペーン撮影などを手がけるIbidapoが、PERVERZEの服を纏った被写体を西ロンドンの自宅で撮り下ろし、自作の詩を共にコラージュしたパーソナルで芸術的な作品の数々を作り上げた。
2019年にはパリを拠点に活躍するヴィジュアルアーティストのSunny Suits(サニー・スーツ)と共に作品集「The Life Before US」を制作。世界的な写真家であるNan Goldin(ナン・ゴールディン)の元で写真を学んだSuitsがPERVERZEの服に身を包んだ身近な人々の姿を捉えた写真の中にはアーティストのDani ScicilianoやPaul P、トランスジェンダーアイコンのJoey Gabriel、そしてNan Goldin本人の姿も。これらの写真集は 3-9-12 HIGASHIにて販売中。
ストリートウェアブランドとして日常に溶け込む服の数々をデザインするだけではなく、ファッションプロジェクトとしても多くのクリエイターと共に作品を世に生み出しているPERVERZE。
そんな彼らのSSコレクションの中からピックアップアイテムを紹介。
Crash Midi Cardigan
PERVERZEの象徴的なアイテムの一つであるクラッシュカーディガン。
オーバーサイズなのでこれからの季節、アウターがわりに羽織っても。
今シーズンは定番のWhiteとBlackに加えGreenの展開も。
Cotton Rib Half Pants
同じくPERVERZEの人気アイテムのコットンリブパンツが履きごごちの良さは変わらずハーフ丈になって登場。
Black, Gray, Orange, Aquaの4色展開。
Slit Double Long Dress
こちらのスリットロングドレスはコットン地と透け感のあるメッシュ素材のレイヤードデザインになっており、表裏リバーシブルに着用可能。
メッシュ素材には大胆なスリットが施されており、一枚でサラッと着ても垢抜けた印象に。
WhiteとGrayの二色展開。